内容説明
本書は、過去の研究成果をふまえながら、未解決の問題や、従来あまり注目されてこなかった問題を考察し、『妙好人伝』の全体像の解明をめざすとともに、明治以降に編纂された諸種の『妙好人伝』についても、その内容の分析を通して真宗信者の倫理観やエートス(道徳的気風・社会的態度)を考察したものである。
目次
第1章 江戸時代の『妙好人伝』と妙好人
第2章 明治以降の『妙好人伝』及び「妙好人」関係の書物
第3章 『妙好人伝』の諸問題
第4章 「妙好人」の倫理観とエートス
第5章 親鸞の妙好人観と真宗の倫理
第6章 新出・妙好人「摂州さよの信心の歌」について
第7章 浄土仏教と環境倫理
著者等紹介
菊藤明道[キクフジアキミチ]
1936年京都府に生れる。1958年龍谷大学文学部仏教学科卒業。1937年龍谷大学大学院文学研究科博士課程(真宗学専攻)満期退学。京都短期大学助教授・教授(宗教学・倫理学)を経て、現在、京都創成大学経営情報学部教授(宗教学・倫理学)・京都短期大学名誉教授・龍谷大学文学部非常勤講師(真宗学)・龍谷大学真宗学会理事・浄土真宗本願寺派明覚寺住職
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