内容説明
宗教の伝統的な教えを、近代的自我と徹底的に「対決」させ、自己において真であると信じ得る信仰を「選択」していった2人の求道的信仰者、内村鑑三と清沢満之。2人の、主体的、積極的に「信」をかちえた過程と宗教の近代化に向けて闘いつづけた生涯をたどり、いまだなされずにいる日本の宗教と日本人の精神の近代化と国際化の道を指し示す。
目次
第1章 内村鑑三(近代的自我の形成;近代日本人としての苦悩;近代社会との対決;近代人としての対決と選択;近代人と宗教)
第2章 清沢満之(近代的自我の形成;近代人として;自己との対決と信仰の選択;伝統教団との対決と決断;近代人と精神主義)
第3章 両者における宗教の近代化(内面的近代化;実践的近代化の諸相)
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- 和書
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