目次
1 数字と歴史でみる格差社会
2 格差社会における貧困の責任論
3 マジョリティとしての貧困層
4 中間層と富裕層、そして貧困層
5 社会問題と格差
6 より公正な社会を目指すために
著者等紹介
奥田若菜[オクダワカナ]
神田外語大学外国語学部准教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たろーたん
1
格差社会問題として、ブラジルを取り上げながら論じていく良書。ブラジルはGDPトップ10に入っており、石油や農作物にも恵まれているが、ジニ係数は0.62(2019年)であり、世界有数の格差国である。また、世界銀行が用いる極度の貧困は一日当たり1.90米ドル(世界人口の約10%がこの基準以下)だが、ブラジルの人口の約6%(2018年)がこれに当たる。そんなブラジルの貧困の特徴は、貧困者の存在が可視的なところだ。(続)2024/07/18
Go Extreme
1
格差と貧困:格差社会ブラジル ブラジルから世界の格差・貧困を考える 数字と歴史でみる格差社会 数字でみる世界 ブラジル社会を解剖する 格差の構造を考える 格差社会における貧困の責任論 貧困者への批判の歴史 貧困の発見 格差と感染症 マジョリティとしての貧困層 中間層と富裕層、そして貧困層 人並み以上に稼ぐことの美化 貧困を解決する義務は誰にあるか 社会問題と格差 中絶への賛否 ブラジルの人種論争 アファーマティブ・アクション より公正な社会を目指すために 公正な社会とは 私たちが生きる社会を考える 2021/05/11