内容説明
私たちはふだんから日本語を使っているので、「国語は得意!」という人は多いかもしれません。一方で、論説文は読めるけれど、物語文や登場人物の心情を理解することが苦手、という人もいますよね。国語の授業では、「日本語という言葉」の使い方を学んでいきます。国語の技能である「読む・聞く・書く・話す」は、社会で活躍するうえで、必ず必要になってきます。どの職業でどんな国語の力が必要とされているのか、この本で具体的にふれて、さらに国語力をみがいてください。
目次
1章 物語をつくる
2章 声で表現する
3章 困りごとと向き合う
4章 お客さまの力になる
5章 出会いの場をつくる
6章 チームプレーをする
7章 ことばと向き合う
著者等紹介
松井大助[マツイダイスケ]
フリーランスライター。1976年生まれ。編集プロダクションを経て独立。医療・法律・会計・福祉等の専門職から企業や官公庁の仕事まで、多様な職業紹介の本を手がける
漆原次郎[ウルシハラジロウ]
フリーランス記者。1975年生まれ。出版社で8年にわたり理工書を編集したあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに科学・技術などの分野を中心とする記事を寄稿している。早稲田大学大学院科学技術ジャーナリスト養成プログラム修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayakankoku
6
学校での国語の学びがどんなふうに活かされたのか、様々な職業の方にインタビューしていた本。ウェディングプランナーの方やスポーツ選手など、一見関わりがあるの⁈と思う方も特集されていて興味深く読めた。2023/08/23
joyjoy
5
さまざまな職業で、国語力を生かす。児童文学者こまつあやこさんの章、文章を書くためのその一歩前(あるいは一歩先?)、「生き方をより深くするための国語」について触れられているのがよかった。どんな職業でも大事なことだよね。 スポーツ選手の章、ドラゴンフライズの寺嶋選手が紹介されていて嬉しかった。言葉で自分やチームを分析する、言葉ですれ違いや温度差を乗り越える、言葉になっていない気持ちまで読み取る! 自分を深め、また、ひととのつながりも深めるために、国語力、みがいていこう。2024/04/06