内容説明
目の見えない人は、どうやって自分を取り巻く世界を把握しているのでしょう。耳の聞こえない人は、どのように言葉を覚え、コミュニケーションをとっているのでしょう。障害のある人たちが実際に、自分たちのことを話してくれました。知らない土地を旅することで新しいことをたくさん知るように障害のある人の世界と文化は、多くの出会いと発見に満ちています。深くて豊かな世界を見てみましょう。
目次
1章 障害のある人に話を聞いてみた(知っておこう!視覚障害;障害のある人に話を聞いてみた1弱視の人―横山政輝さん・国際基督教大学 ほか)
2章 視覚障害のある人の世界と文化(視覚障害のある人の日常;視覚特別支援学校を知ろう ほか)
3章 聴覚障害のある人の世界と文化(聴覚障害のある人の日常;聴覚特別支援学校を知ろう ほか)
4章 いっしょに社会で(社会の中の工夫を見てみよう;こんな工夫も見てみよう ほか)
著者等紹介
金治直美[カナジナオミ]
児童書作家。創作物語とノンフィクション物語の両方を手がける。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
23
図書館本。特に聴覚障害に関する部分を読みましたが、聴覚に関する様々な課題を抱える方々の事を、分かりやすく、かつ、正しく聴者が理解する上で参考となる点が多い一冊でした。2023/05/22
ねこ
6
視覚や聴覚に障害のある三人の大学生へのインタビューをのめりこむようにして読んだ。彼らの日常をまるで友人に語るように教えてくれるから。障害の基礎情報もばっちり押さえられていて、子どものみならずおとなの学びにもお薦め。2022/12/27
マグロのお刺身
5
視覚障害・聴覚障害について知っておきたいことが書いてある。 実はは後天的になることが多いので視覚障害・聴覚障害に今なってない人でもなる可能性がある。 白杖を使っている人(視覚障害の人)がもし危ない状況にあったら声でも動きでもいいから、助ける行動をする。(恥ずかしくて声を出せなくても、しっかり声を出すそこでもし声を出さず目の前で人が死んでしまって、後悔するよりずっといいから)2023/03/21