内容説明
歴史、美術、科学などに関する資料を収集し展示する博物館や美術館。そこには、実にさまざまなモノが収集されています。博物館や美術館で活躍する学芸員の仕事は、展覧会の企画だけではなく、資料の収集、調査、保存、教育プログラムなど幅広く多様です。モノと知の専門家である人たちの仕事を見てみましょう。
目次
1章 ドキュメント モノと知の専門家(美術館で企画展を担う学芸員;博物館で館長補佐として働く学芸員;博物館で教育普及を担う学芸員)
2章 学芸員の世界(博物館とはなんだろう;博物館の種類;博物館のあゆみ;学芸員とは;仕事と職場;連携する職種;企画展の流れ;部門のつながり;生活と収入;博物館と学芸員の将来)
3章 なるにはコース(適性と心構え;資格の取得方法;博物館実習;就職の実際)
著者等紹介
横山佐紀[ヨコヤマサキ]
1993年京都大学文学部卒業。2007年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程単位取得退学。2011年同大学院同研究科にて博士号取得(教育学)。国立西洋美術館主任研究員を経て、中央大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしうし
6
東京国立博物館など、独立行政法人が管轄する博物館は、博物館法上の「登録博物館」ではなく、「博物館相当施設」であることを本書で知り、ビックリする(p55~56)。やや違和感を覚えるが、独立行政法人が数多く創設される1990年代後半以前からも、国立博物館は「登録博物館」ではなかったかどうか知りたい。2019/07/15
コーリー
2
博物館の法的位置づけ、学芸員の仕事の内容、求められる力や心構え、働き方、資格の取得方法などを、第一線で活躍する学芸員のインタビューを交えながら紹介した本。簡潔にまとめられていてとてもわかりやすい。学芸員は基本的に「好きなこと」を仕事にしているが、その採用は狭き門で、諦めずに博物館と関わり続けて、チャンスをつかむ必要がある。好きなことを仕事にするには、常に自己研鑽を続ける必要があるのだと実感した。2021/03/03
そーすけ
1
203*学芸員の仕事、博物館の成り立ちなど。外国語の取得や、大学院卒業が必要。これからは、LGBTに関する展示が増えます。2019/08/05