内容説明
日本の本来性と天皇の統治とを結びつけた歴史的概念としての「正統」の語り方とその行方。
目次
1(「神国」の「正統」―『神皇正統記』の思想構造;「南朝」のあとで―近世前期までの『神皇正統記』の受容史;「虚器」と「共主」―山鹿素行と新井白石の『神皇正統記』受容)
2(「神器」と「正統」―闇斎学派の南朝正統論;本来性をめぐる闘争―前期水戸学における神器論争;「神書」と「古典」のあいだ―垂加派における『古事記』研究)
3(「神道」から「古道」へ―『弁道書』以降における「神道」の再解釈;「国体」の興隆―後期水戸学における『神皇正統記』の受容;「神国」の近代―明治国学と『神皇正統記』)
著者等紹介
齋藤公太[サイトウコウタ]
1986年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所助教。専攻、日本思想史・宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バルジ
5
良書。古事記解釈の部分は評者の不得手から難解であったが、神皇正統記がいかに読まれ、いかなる思想的影響を及ぼしたか本書は時代ごとに丹念に追う。神皇正統記は神道書でもあり歴史書でもあり思想書でもあった。だからこそ今に至るまで読み続けられているのである。時代ごとにその関心から読まれ続けた神皇正統記はその度に厳しい批判に晒される。しかし批判されることで本書は異なる読まれ方をされ再び息を吹き返す。正に不死鳥とも言うべき一冊である。その影響は近代日本、ひいては現代日本まで及ぶ壮大な思想絵巻である。2026/07/14
takao
0
ふむ2025/06/23




