内容説明
日本文学の研究は、古代中世の歌学を発端として、近世の国学を転機とし、近代の国文学研究につながっていく。本居宣長の国学から、国文学が成立していく過程を検証する。
目次
序論 本居宣長の国文学
第1部 本居宣長の著作の受容(『古事記伝』受容史;『古今集遠鏡』受容史;『新古今集美濃の家づと』受容史;『源氏物語玉の小櫛』受容史;『玉あられ』受容史)
第2部 本居宣長の研究法の継承(本文批判成立史;俗語訳成立史;文学史成立史;「物のあはれを知る」説成立史;係り結びの法則成立史)
著者等紹介
田中康二[タナカコウジ]
1965年、大阪市生まれ。神戸大学文学部卒業、同大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。富士フェニックス短期大学専任講師、助教授を経て、2001年、神戸大学文学部助教授。同准教授を経て、2013年から神戸大学大学院人文学研究科教授。博士(文学)(神戸大学)。日本近世文学、国学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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