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- > 日本の哲学・思想(近世)
内容説明
中世から近世に移るカオスの中で人びとはどのように生き、社会の中で思想を形成していったか。本書はそこにみられる、近代が切り捨ててきた、人と人とのつながりを真摯に追求する。
目次
第1部(「山口の討論」について;「正直」についての基礎的考察―「浄穢」とのかかわり;『甲陽軍鑑』における「天道」;『葉隠』における「曲者」)
第2部(無常から人倫へ―『閑吟集』・芭蕉・仁斎;伊藤仁斎の「道」;伊藤仁斎における性善の意義;伊藤仁斎の「恕」;太宰春台の思想の一側面―『聖学問答』を中心に;大塩中斎の「帰太虚」をめぐって;方法としての「信」―疑問・批判の根底)
著者等紹介
豊澤一[トヨサワハジメ]
1950年(昭和25)秋田県に生まれる。1975年東京大学文学部倫理学科卒業。1975‐76年横浜市(民政局旭福祉事務所)勤務。1982年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1982年山口大学人文学部人文社会学科専任講師、2003年同教授。専攻‐日本倫理思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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