内容説明
『式亭三馬集』の解題を、およそ三倍半ほどに膨らませ図版一六〇余点を加えたもの。『浮世風呂』以下の三馬の代表作についても特に項目を設けず、他の作品と併せて論じている。
目次
三馬出生
独立
万屋時代
文化三年の三馬
『井屋茨城全盛合奏一対男時花歌川』
文化四年以降
戯号・門人・戯友
『天道浮世出星操』
戯号式亭三馬
『人間一心覗替繰』
三馬と芝全交
洒落本・振鷺亭・為永春水・梅暮里谷峨
『夫南木是嘘気侠太平記向鉢巻』の筆禍とその後
『麻疹戯言』
享和から文化初年まで
『ひだり甚五郎腕雕一心命』
『七癖上戸』
三馬・山鳥・馬琴
『早替胸のからくり』
『忠臣蔵偏癡気論』
『例之酒癖一盃綺言』
『古今百馬鹿』
『人心覗からくり』
遺稿と嗣作
著者等紹介
棚橋正博[タナハシマサヒロ]
昭和22年(1947)秋田県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科(日本文学専攻)博士課程(前期)修了。博士(文学)早大。帝京大学文学部教授。専攻・日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。