内容説明
人間国宝粟谷菊生はその生涯で二十八回「景清」を演じた。「景清の粟谷菊生」「粟谷菊生の景清」といわれる所以である。本書は、その至高の舞台を再現する。
目次
菊ちゃんの軽みの芸(観世榮夫)
蘇る景清の世界(宝生閑)
シテの「出」(大槻文藏)
師匠としての菊生先生(梅若六郎)
景清写真集
粟谷菊生の随想・語り(景清;今でも通じる父娘の情「景清」;粟谷菊生が語る次男・菊生;写真集と弔辞)
景清の舞台―平成十六年十月十日
心飾気の人―最後の舞台(粟谷恵子)
解説・あとがき(鳥居明雄)
掲載写真一覧・演能記録追加・「景清」上演歴
著者等紹介
鳥居明雄[トリイアキオ]
昭和24年(1949)山梨県生まれ。東京都立大学大学院修了。都留文科大学教授。文学博士。専攻・日本中世文学(能・説経)
吉越研[ヨシコシケン]
昭和32年(1957)東京生まれ。1980年頃より能楽写真家故吉越立雄の助手として能楽撮影に従事する。現在、朝日新聞能評欄、国立能楽堂パンフレット、「能楽タイムス」などに写真を提供。各地で薪能写真展を開催。日本写真家協会会員、能楽写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- わたし、わかんない