内容説明
人間国宝粟谷菊生は、喜多六平太直伝の絢爛自在さと、喜多実ゆずりの厳正重厚さを併せ持った不世出のシテ方能楽師である。その七十数年に及んだ舞台生活から百数点の写真を厳選収録する。
目次
刊行に寄せて(菊ちゃんの舞台は、父譲りで温かい(山崎有一郎)
名人粟谷菊生の芸姿(茂山千作)
「衆人愛敬」の人(野村萬)
ガキ友達の菊ちゃん(金春惣右衛門)
菊の盃に乾杯!(友枝昭世))
粟谷菊生舞台写真
粟谷菊生の随想(還暦の松風;わが安住の地;石橋の間)
著者等紹介
鳥居明雄[トリイアキオ]
昭和24年(1949)山梨県生まれ。東京都立大学大学院修了。都留文科大学教授。文学博士。専攻・日本中世文学(能・説経)
吉越研[ヨシコシケン]
昭和32年(1957)東京生まれ。1980年頃より能楽写真家故吉越立雄の助手として能楽撮影に従事する。現在、朝日新聞能評欄、国際能楽堂パンフレット、「能楽タイムス」などに写真を提供。各地で薪能写真展を開催。日本写真家協会会員、能楽写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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