内容説明
欧米演劇・舞台芸術の見取り図を、国や言語の壁を越えて俯瞰的・複眼的に呈示した刺激的演劇論。拡散し多様化した演劇のありように輪郭を与え、その可能性を探る。第一線で活躍する欧米演劇研究者による「知」の結晶。
目次
1 欧米演劇の現在(ドイツ演劇の現在―ポストドラマ演劇とハイナー・ミュラーの位相;アメリカ演劇の現在―研究のための視座)
2 批評/理論の最前線(未来への帰還―シェイクスピア、アダプテーション理論、マクロテンポラリティ;演劇、言葉との抗争―アルトー・ベケット・ジュネ)
3 西欧と日本―歴史へのまなざし(メイエルホリドについて―日本(演劇)との関係を中心に)
附 現代欧米演劇の基礎知識
著者等紹介
岡室美奈子[オカムロミナコ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程、University College Dublin,Faculty of Arts大学院博士課程を経て、早稲田大学文学学術院助教授、早稲田大学21世紀COE演劇研究センター事業推進担当者。専門―ベケット論、アイルランド演劇論、幻影論
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