感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
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宗教学徒にとって必読の論文集！たしかに、世俗論（《世俗》そのものを主題化した議論）、ポストコロニアリズム、いずれも含まれていない。そこは出版当時からボクも大いに不満だった。しかし、本書は学説史上の中間決算であり、いつも立ち戻り、死守すべき橋頭保であります。だから必読！ ※ 04年刊。日本の宗教学界は、宗教概念批判に早くから着手していた。欧米からもそう遅れていない。本書は、その成果をまとめた最初の書籍のはず（元になった研究会は98年から開始）。東大系の研究者のプロジェクト。若手（当時）も多く寄稿している。2021/02/12
