内容説明
みなさんが今手にしているこの本も、いつも読んでいるあの雑誌も、みんな印刷技術者の手から生まれている。文字を美しく組んだり、写真を本物と同じようにきれいに再現したり、文化を支えるまさに縁の下の力持ちといえるだろう。この本では、そんな印刷技術者の仕事を紹介。また、あわせて製本技術者についても紹介する。
目次
1章 ドキュメント・プロの誇り(色再現のプロによるこだわりの作品;DTPでクリエーティブな仕事を;印刷に魅力を感じる充実した日々)
2章 印刷技術者の世界(近代印刷までの歩みをちょっとのぞいてみよう;工業製品から芸術作品まで広がる印刷分野;デジタル技術を駆使して新しいビジネスを展開 ほか)
3章 なるにはコース(求められる知識と教養、コミュニケーション能力;専門の学校で学ぶか、実務で技術をみがくか;求められる積極性、知恵、そして思想)
著者等紹介
山本隆太郎[ヤマモトリュウタロウ]
1924年東京生まれ。1943年東京高等工芸学校印刷工芸科(現千葉大学工学部)卒。44年日本光学工業株式会社技師、46年印刷学会出版部入社、62年科学技術庁技術士(生産管理部門)登録。現在、印刷学会出版部代表取締役、日本印刷学会評議員、印刷図書館理事、オフセット印刷技能検定委員をつとめる
中村幹[ナカムラカン]
1966年千葉市生まれ、1990年千葉大学工学部画像応用工学科(旧・印刷工学科、現在・情報画像工学科)卒業、同年株式会社印刷学会出版部入社、2000年月刊『印刷雑誌』取締役編集長。社団法人日本印刷学会会員、日本画像学会会員、印刷教育研究会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。