感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイキ
5
大学図書館。全集収録のもので読了。與重郎が語る、朔太郎との思ひ出話が特に印象的でした。「萩原先生がある時、晶子夫人の作で、せめて正月の七日間ぐらゐは恋をやめたいといふ歌を見て、晶子夫人も駄目になつた。正月の七日間やめさせて下さいと神に頼むとは、もつての他だと。一日でも一秒でもやめてはいかん、と本気で憤慨されてゐた」、萩原朔太郎とはかういふ人であつたわけですね。以降朔太郎の詩を読む時は、この憤慨を決して忘れてはなりませんね。2017/02/18
里十井円
0
小島信一の解説がなるほどという感じだった。『日本浪漫派批判序説』もよむ2023/12/26
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