内容説明
『源氏物語』は平安時代に成立した物語文学である。およそ千年にわたって読み継がれ、今なお多くの現代語訳が出版されているほか、外国語にも翻訳されており、『源氏物語』は日本を代表する古典のひとつとして認知されている。しかし、『源氏物語』は古典であるとともに、すぐれた文学作品である。そこに描かれた表現世界には、今ここに生きるわたしたちの心を大きく揺さぶるものがある。だからこそ、千年もの間、『源氏物語』は時空を超えて読み継がれてきたのでもあった。本書は『源氏物語』五十四帖それぞれの「名場面」を読み味わいながら、長大なこの物語の全貌を一冊で理解することをめざした入門書である。
目次
序章 あらすじで読む『源氏物語』
第1章 光源氏の青春
第2章 光源氏の復活
第3章 光源氏の栄華
第4章 光源氏の晩年
第5章 光源氏の没後
終章 紫式部と『源氏物語』
著者等紹介
竹内正彦[タケウチマサヒコ]
國學院大學文学部日本文学科教授。1963年長野県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。専攻は『源氏物語』を中心とした平安朝文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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