内容説明
『信長公記』は、天下統一を目前にして散った織田信長の一代記である。信長の家臣・太田牛一がその著者であり、信頼性が高い史料として、歴史家から重宝されている。信長と同時代に生き、信長と接した牛一は、「天下人」信長をどのように描いたのか。本書は、『信長公記』の原文に解説を加え、近年の「信長研究」の成果も盛り込みながら、信長の生涯と人物像を分かりやすく解説したものである。
目次
織田家とはどのような家だったのか?
信長の初陣はどのようなものだったのか?
青年・信長はうつけだったのか?
信長はなぜ父の位牌に抹香を投げつけたのか?
強大な敵を圧倒する信長の作法とは?
青年・信長はどのように合戦したのか?
弟はなぜ兄・信長に背いたのか?
武田信玄は信長をどう評価したのか?
桶狭間の戦いは、なぜ信長が勝つことができたか?
一五五九年、信長はなぜ上洛したのか?〔ほか〕
著者等紹介
濱田浩一郎[ハマダコウイチロウ]
兵庫県相生市出身。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。大阪観光大学観光学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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