内容説明
今、学校は疲弊している。いじめ問題や学級崩壊、モンスターペアレント、教員の長時間労働…。それだけではない。中々報じられない問題もある―調査・報告書ばかり要求する教育委員会、無責任で保身しか考えない学校長、行事に過度な期待を寄せる親―データや机上の論理だけでなく、草の根の現場経験から実例を挙げながら、リアルな学校の実情・問題点などを浮き彫りにする。また、時代の変化に対応できないPTAの問題や職員室の内情にも切り込んでいく。子どもファーストで動かない学校。そのような学校とどのように対峙したら良いのか。連絡帳の書き方や通知表の見方等、担任や学校と信頼関係を築きたい保護者へのアドバイスも行う。現状を変えていくためには“外圧”しかない。保護者、教育関係者必読の書である。
目次
第1章 教室編(学級崩壊が起きたら?;学校行事は親のため? ほか)
第2章 保護者編(保護者会、担任の本音;担任からみたPTA ほか)
第3章 職員室編(何がそんなに時間かかる?―長時間勤務の要因;初任者のためにならない?―初任者研修の実際 ほか)
第4章 アドバイス編(担任と信頼関係をつくる連絡帳の書き方;宿題に対する適切な距離感 ほか)
著者等紹介
東和誠[トウワマコト]
1986年生まれ。大学卒業後、教員採用試験合格。下町の学力底辺校、郊外の上位校、タワーマンション街の学級崩壊多数校の3校の小学校に勤務。有意義な日々を送るも、ブラックな労働環境、筋の通らない教育行政・学校管理職等に疑問を感じ、退職。退職後は小学校現場の実情を多くの方に知ってもらうため、『トウマコの教育ブログ』を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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