内容説明
東日本大震災を経験した31歳の若き僧侶が語る死、生、葬儀、供養、お寺、お坊さんとは?
目次
第1章 日本は昔から葬式仏教、でもこれでいいのだ(「死」に特化した日本のお寺;日本のお寺の始まり―奈良時代~平安時代 ほか)
第2章 お寺の疑問駆け込み隊(お布施・戒名の話;お寺はつらいよ ほか)
第3章 挑戦するお寺(お坊さんも学ぶ―仏教界の松下政経塾『未来の住職塾』塾長 松本紹圭さん(光明寺僧侶)
人生の中で真剣に「死」と向き合う時間を大切にして欲しい『ちいさなお寺 倶生山なごみ庵』運営 浦上哲也さん(なごみ庵住職) ほか)
第4章 お坊さんの日常と供養(本山での修行生活;本山修行で得たもの ほか)
著者等紹介
小黒澤和常[オグロサワワジョウ]
1635(寛永12)年開山の遠浦山松岩寺副住職。ファイナンシャルプランナー。1984年宮城県気仙沼市生まれ。駒澤大学仏教学部禅学科卒業。大学在学中に独立系FP事務所株式会社優益FPオフィスで約1年間インターンを行う。卒業後、三菱UFJ証券株式会社(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)に3年程勤務。曹洞宗大本山總持寺で修行後、松岩寺副住職となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まりにゃ
4
曹洞宗の若い僧侶で、ファイナンシャルプランナーでもある著者。気仙沼市の松岩寺は、3.11大震災の津波が2軒先まで到達したということで、精神的にも深く悟りが行ったのではないかと、過剰な期待をしてしまった。お寺や墓地選びについての解説も非常に無難で、読む前の期待を100とすると、全般的な読後感は50くらいの内容だった。でも仏教を守りたいという意志や真心は、空回り気味ながらも伝わってきたので、私は日本のお葬式仏教、特に禅宗(曹洞宗・臨済宗)への信頼を捨てないでおこうと思う。2019/07/23
かった
0
期待したものではなかった。若いお坊さんというから革新的な主張かと思えば極めてコンサバな話であった。唯一意味があったのは第3章の「挑戦するお寺」の紹介位であった。2018/03/31