内容説明
これが日本のリーダーシップ!!「今の若者がわからない…」という上司へ贈る角栄の人間関係術。部下の動かし方や金・情報のつかみ方・使い方から交渉術まで、今も活きる昭和のカリスマの人心掌握術とは!!
目次
第1章 心をつかむ技術(人を引き寄せる「稚気」の使い方;人は、人によって磨かれる ほか)
第2章 味方につける技術(すべての責任を取る覚悟;「同朋意識」で接することで心酔者を増やす ほか)
第3章 角栄式“知”の金銭哲学(角栄式「カネの哲学」;借りたカネは忘れるな。貸したカネは忘れろ ほか)
第4章 心の隙間に入り込む技術(人の悪口は便所のなかでつぶやけ;味方をつくる前以前に敵を減らせ ほか)
第5章 取り込む技術(プライドの高い人間に人は寄ってこない;確かな情報で即断即決、相手の喜びを倍増させる行動 ほか)
著者等紹介
向谷匡史[ムカイダニタダシ]
1950年広島県呉市生まれ。拓殖大学卒業後、週刊誌記者を経て作家に。浄土真宗本願寺派僧侶、日本空手道「昇空館」館長にして保護司の顔も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miraiocoo
15
角栄さんの素晴らしい一面だけをいっぱい描かれて一冊です。今の時代では、こんなに強引な力が必要何かな?と感じます。成功事例の中を生きて来た僕たちと角栄さんの事態は全く違います。もしかしたら、また、時代がそれを求めているのかな?って個人的見解を考えながら読んで見ました。ゴールデンウィーク電車で移動中読んで見るには楽しい本です。2016/04/30
dice-kn
5
お金の使い方?以外は今でも当てはまる(有益な)内容だと思いました(←何となく上から目線??)。理屈は大事だけど理屈だけでは人は動かない。うーん確かに。収攬(しゅうらん)という字が読めませんでした。世相を反映していたのか、この方の生きていた時代は今よりも熱血漢が多かったような印象です。2018/08/30
Nene
4
田中角栄、大好きなんですけど、政治と金問題で叩かれた人だから、どう綺麗な話にまとめるのかなと気になりながら読み進める。角栄の金には心がこもっている。金を渡すときには「ほい、やるから俺の言うこと聞け」ではなく「こんな金で買収するなんて思っていませんよ、日本のためにお役立てください」と、葬式や入院などあれば真っ先に向かい、渦中の人に寄り添う。なるほど、たしかに納得だな〜血の通った「生き金」だわ〜なんて思いながら、ふと著者の経歴をみたら”近著に「説得は『言い換え』が9割」”ですと。ここでもなんだか納得です。笑2019/02/16
takoing
2
この本では彼の色々なエピソードをまとめていますが、人間っぽいね~。 昔はこういう人、多かったんですよね。スマートという言葉から一番遠いっていうか、でも熱くて、つい引きずられるようについてっちゃう。2016/08/29
ユヒ
2
情が深い。人間としても深い。打算的なところがないわけではないだろうが、私もズキュンと射抜かれてしまった。もっとほかのものも読んでみよ。2016/02/06
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