内容説明
近年、新興大国やグローバル・サウスと称される国々の台頭、コロナ禍、地球温暖化、更にロシアのウクライナ侵攻など、これまでの平和を前提としたグローバル自由貿易体制に変革が求められ始めた。本書は、GATT/WTO体制下における国際貿易上の諸問題を、各分野の第一級の研究者・アナリストが、過去、現在、将来の3つの視点から論考する。
目次
第1章 WTOとデジタル貿易
第2章 米国の貿易政策
第3章 中国の対外貿易政策の変遷と課題
第4章 日本の関税政策の動向と課題
第5章 日本のアンチ・ダンピング政策
第6章 自由貿易と日本の食料安全保障
第7章 「貿易と環境」問題の過去・現在・未来
第8章 貿易交渉の将来射程
第9章 経済安全保障の新たな地域枠組み
著者等紹介
岩田伸人[イワタノブト]
1997年4月~2022年3月青山学院大学(経営学部・地球社会共生学部)教授。2022年4月~青山学院大学名誉教授。専門、国際貿易論 学位:博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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