内容説明
1台の車も売ったことのない「販売の神様」の生涯をたどる。「生産同様、販売にも先行投資が必要」という信念のもと先回り投資を続け、自動車産業のインフラ整備と「販売のトヨタ」を創出した神谷正太郎の本質に迫る。自動車産業の一大転換期に神谷の企業家活動が示唆するものとは。
目次
第1章 青雲の志と挫折
第2章 国産車販売の道へ
第3章 統制強化に抗って
第4章 先手必勝
第5章 一国一城の主へ
第6章 軋轢を厭わず
第7章 自由化に挑む
第8章 王道を歩む
第9章 晩年の挑戦
終章 「販売の神様」といわれて
著者等紹介
四宮正親[シノミヤマサチカ]
1958年、熊本県生まれ。1986年、西南学院大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得満期退学。1988年、徳山大学(現・周南公立大学)経済学部専任講師。1991年、高千穂商科大学(現・高千穂大学)商学部助教授、その後、同教授。2000年、関東学院大学経済学部教授を経て、現在、関東学院大学図書館長、経営学部教授、法政大学博士(経営学)。この間、法政大学経営学部、明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科、横浜市立大学国際総合科学部兼任講師、龍谷大学社会科学研究所兼務研究員を歴任。二〇〇七年度、Queen Mary,University of London,Visiting Professor。専攻:自動車産業経営史、企業家活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。