内容説明
自由経済体制から一国二制度へ移行するといった特異な経験を持つ香港。香港の立ち位置の変化に在香港日系企業はなぜ、どのように対応してきたのか。香港日本人商工会議所の50年の組織と活動を通じて、個々の企業の市場取引ならびに政府の経済・産業政策を補完する経済団体の役割を、豊富な資料を用いて独自に分析した労作である。
目次
序章
第1章 香港日本人商工会議所の幕開け(1945~1959年)
第2章 香港日本人商工会議所の設立と初期の活動(1960~1971年)
第3章 香港日本人商工会議所の本格的活動(1972~1996年)
第4章 部会活動(1960~1996年)―電器電子部会と小売流通部会の事例
第5章 香港の中国返還を乗り越えて(1997~2019年)
終章
著者等紹介
川辺純子[カワベスミコ]
元城西大学経営学部教授。早稲田大学第二文学部卒業、早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了、東京大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。スイス銀行東京支店、米国オハイオ州ハニントン銀行、広島YMCA国際ビジネス専門学校、東京YMCA英語専門学校、同社会体育専門学校をへて、城西大学経営学部助教授、同教授、副学長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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