内容説明
時節を投影したSDGsとコロナによるパンデミックに対応し、どのように公益を実現していくのかについて、11名の専門家が挑んだ力作。本書の構成は、「SDGs、パンデミックによる社会変革と価値創造」「SDGsと企業の公益実現に関わる課題解決」「SDGsの理念と社会問題に対する処方箋」からなり、様々な課題提起と解決に公益の視角から可能性と展望を示す。
目次
第1部 SDGs、パンデミックによる社会変革と価値創造(ポスト・コロナにおける社会変革と新事業創造のための発想法―原点回帰と公益の実現を目指して;結核流行と公衆衛生;コロナ禍で炙り出されたグローバリゼーションの影とその対応―国際公益とSDGsの観点から)
第2部 SDGsと企業の公益実現に関わる課題解決(ステークホルダー資本主義と持続可能な開発;現代の消費者政策・消費者法における公益の視点―企業の社会的責任、消費者の権利、消費者の社会的責任の関係;ショッピングセンターの公益的役割と地域ブランドに基づく新たな価値創出に関する研究―地域性にみる消費者とのネットワーク形成の可能性に関する一考察 ほか)
第3部 SDGsの理念と社会問題に対する処方箋(被害者運動の「公益をめぐる闘争」―田中正造・公害・薬害・医療訴訟そしてSDGs;労働分野における企業の社会的責任(CSR)―2010年代の動向を中心に
関東の河川におけるSDGsに関する環境)