目次
第1編 ビジネス倫理と人と仕組み(ビジネス倫理;会社は誰のものか;企業不祥事の原因分析 ほか)
第2編 事例研究(回想:保険金支払い漏れ問題(2005年2月)“保険商品多様化が引き起こした悲喜劇”
中日本高速道路笹子トンネル天井板落下事故(2012年12月)“頑なに賠償責任を否定するも訴訟は完全敗北”
ベネッセ個人情報漏えい問題(2014年7月)“子供の情報を軽視した罪と罰” ほか)
第3編 日本のコーポレートガバナンス―現状と課題(コーポレートガバナンス・コードと上場企業;機関設計の現状;社外取締役の現状 ほか)
附録 主要企業不祥事・事件一覧―明治から令和まで
著者等紹介
井上泉[イノウエイズミ]
1972年4月、慶應義塾大学商学部卒業。安田火災海上保険(株)(現、損害保険ジャパン(株))入社。社長室特別補佐役、人事課長、国際業務部長等を経て、取締役常務執行役員として、総務部、人事部、リスク管理部、法務部等を担当。2005年10月、東日本高速道路株式会社常勤監査役(監査役会議長)。同社顧問、東京地方裁判所民事調停委員、東京家庭裁判所家事調停委員等を経て、現在、(株)ジャパンリスクソリューション代表取締役社長として、企業不祥事や問題事象発生時の対処・解決に向けてのアドバイス、コンプライアンスやリスク管理などのテーマで講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミガーいち
1
失敗から学ぶことは多いなあと思った。星42022/08/23
takao
1
ふむ2022/05/19
トビケ
0
丁寧に事例を拾っているし、基本的な向き合い方には共感するところもあるが、肝心のディテールがいまいち迫力不足で、勘違いもちらほら見られる。組織力学について思いを馳せた時に、ではどうするのかの問いに答えようとまではしていない、と言わざるを得ない。また、せっかく集めた事例をもとにパターン分析が始まり、おっ、と思ったところで次の話題に行ってしまうあたり、考察不足とも思った。なんというか、もどかしい読後感。2022/12/10