内容説明
本書では國酒(日本酒と単式蒸留焼酎)を経済・経営学的に捉え分析した。そして、成長戦略を提言している。國酒の現状は厳しい面が少なくない。しかし、伝統や地域の個性を活かすことが出来れば、世界的に認められる可能性も少なくない。現代化すべき伝統とは何か。地域の個性に意味を与えるにはどうしたら良いのか。考えるヒントとなれば幸いである。
目次
第1章 國酒の定義と振興の意義
第2章 國酒の歴史
第3章 製法と風味・原料
第4章 流通・内需・輸出
第5章 國酒企業の構造分析
第6章 國酒の成長戦略
第7章 國酒と観光―地域経済活性化へのインプリケーション
著者等紹介
佐藤淳[サトウジュン]
金沢学院大学経済学部教授。1962年宮城県生まれ。1985年東北大学経済学部卒。同年、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に入行。國酒(日本酒、単式蒸留焼酎)の振興業務等に従事。日本経済研究所を経て、2020年4月より現職。専門:地域産業論。博士(総合社会文化)。国税庁「日本酒のグローバルなブランド戦略に関する検討会」委員(2019~2020年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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