講談社選書メチエ
古代メソアメリカ文明―マヤ・テオティワカン・アステカ

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062583930
  • NDC分類 256
  • Cコード C0322

内容説明

ゼロの概念を発明し、文字や天文学を発達させたマヤ文明。山上都市モンテ・アルバン。ローマに匹敵する国際都市テオティワカン。メソアメリカ最大の王国アステカ―。日本人にはなじみの薄い「石器の都市文明」の全貌を明らかにし、文明とは何かを考察する。

目次

序章 世界六大文明としてのメソアメリカ文明
第1章 世界六大文明のなかの「石器の都市文明」
第2章 メソアメリカ最初の文明=オルメカ文明
第3章 究極の石器の都市文明=マヤ文明
第4章 メソアメリカ最古の都市を生んだサポテカ文明
第5章 古典期最大の国際都市=テオティワカン文明
第6章 群雄割拠のなかのトルテカ文明
第7章 アステカ文明と後古典期後期メソアメリカ
終章 メソアメリカ文明とは何か

著者等紹介

青山和夫[アオヤマカズオ]
1962年京都市生まれ。東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。米国ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士(Ph.D.)。茨城大学人文学部教授。専門はマヤ文明学、メソアメリカ考古学、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中島直人

16
宇宙人とか地底人とか、何か突拍子もないオカルト的な存在だったメソアメリカ(マヤ、トルテカ、アステカの方)の科学的な裏付けの取れた等身大?の姿。分かりやすく読みやすく面白い。写真も多く楽しく読めました。が、謎やロマンといった部分では、ちょっと残念な気もします。2017/05/01

kenitirokikuti

7
図書館にて▲講談社メチエ『インカ帝国の虚像と実像』と同時に読んだ。『インカ帝国』は南米ペルー、アンデス山地が中心であり、本書は中南米メソアメリカ、雑に言うとメキシコである▲「世界四大文明」が日本に現れたのは戦後すぐの世界史教科書。そこに中南米の文明は含まれない。本書では六大として、中米と南米の2つを加えている▲著者は京都生まれの考古学キッズ。京大へという周囲の望みに沿わず、古墳研究が中心の京大ではなく石器研究の東北大に。そして青年海外協力隊考古学員として中米に。2023/04/21

サアベドラ

3
太陽と血の大陸の文明史です。メソアメリカの古代文明に興味のある人なら格好の入門書になるかと思われます。残念ながら、日本人にはあまりなじみが薄いかもしれませんが。心臓抉って太陽に捧げる、これを何百年も続けていた文明ってそれだけで僕は興味津々なんですけど、そういう人ってあまりいないんですかね・・・2009/01/31

なお

0
メキシコ旅行の前に勉強のため。 マヤ文明のこれまでのイメージとは違う現実がわかった気がした。2017/06/07

wave

0
日本におけるメソアメリカ文明の認識のされ方に一石を投じるとともに、「文明とは何か」を問いかける一冊。2012/02/17

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