内容説明
中国の提唱する「一帯一路」構想は参加国が70を超え、マレーシアは中止プロジェクトを再開し、EUからはイタリアが参加を決めた。だが「債務の罠」など強い批判もある。壮大な「一帯一路」構想の全体像を、ASEAN、南アジア、欧州、アフリカなどの沿線国の現状、課題を含めて総合的に把握する。新たなフロンティアであるインド太平洋構想も考察。
目次
第1部 「一帯一路」構想とその意義(「一帯一路」構想とアジア経済―新たなフロンティアとその課題;中国の対外経済戦略と「一帯一路」構想;「一帯一路」構想で進展するアジア・ユーラシアの物流;「一帯一路」構想を巡るファイナンス)
第2部 「一帯一路」構想と世界(「一帯一路」構想とASEAN連結性―ASEANとしての取り組みと中国への期待;ASEANにおける「一帯一路」構想の現況と課題;「一帯一路」構想と南アジア;「一帯一路」構想と欧州―中国への警戒感と今後の行方;「一帯一路」構想とアフリカ;自由で開かれたインド太平洋構想―その意義、内容、課題)
著者等紹介
平川均[ヒラカワヒトシ]
浙江越秀外国語学院東方言語学院・特任教授、国士舘大学・客員教授
真家陽一[マイエヨウイチ]
名古屋外国語大学外国語学部中国語学科・教授、日立総合計画研究所・リサーチフェロー
町田一兵[マチダイッペイ]
明治大学商学部・准教授
石川幸一[イシカワコウイチ]
亜細亜大学アジア研究所・特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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