内容説明
「新時代」の中国は、共産党第19回大会で提示された「現代化した社会主義国」構築という国家目標を果たして2035年までに実現できるのか。そのカギは、目下進行中の経済成長パターンの転換、産業高度化・イノベーションの成否にある。日中産業の補完・連携の動向・行方もまた注目される。本書は日中の第一線の研究者陣による最新の研究成果である。
目次
第1章 中国経済の転換―「ニューノーマル」段階に入った経済現状と課題
第2章 中国の工業構造調整の特徴と問題
第3章 資本・技術集約型へ転換する中国の製造業
第4章 経済成長“新常態”下における中国産業の構造調整とイノベーション
第5章 中国政府債務拡大について―その背景・影響および対策
第6章 日本の産業政策と産業構造の転換について
第7章 日本の産業構造と消費構造の変化―1960年代
第8章 中国産業の競争力と日中産業比較
第9章 日中産業の補完と日中企業の連携
補章 中国の対外経済戦略―対外直接投資を中心に
著者等紹介
郭四志[カクシシ]
帝京大学経済学部教授。1999年法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、東京大学社会科学研究所外国人研究員、2001年日本エネルギー経済研究所研究員、2003年同主任研究員、2008年同研究主幹。2012年より現職。専攻は国際経済・中国経済、エネルギー経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 君に選ばれたい人生だった