出版社内容情報
先進国に加え,新興国の台頭が著しい多国籍企業。本書は,ICT産業を切り口に世界の多国籍企業の経営戦略と,その社会的影響を分析20世紀では考えられなかった事態が,起きている。21世紀の世界では先進国の多国籍企業,とくに日米多国籍企業に加えて,新興国の多国籍企業,とくに,韓国,台湾,中国,インドの多国籍企業の台頭が著しい。なぜだろうか。本書は,ICT産業を切り口に世界の多国籍企業の経営戦略と,その社会的影響を分析。
序 章 21 世紀ICT企業の経営戦略
第1部 先進国大企業の経営戦略
第1章 21世紀の世界とアメリカ多国籍企業
第2章 「電子立国・日本」の衰退と日本企業システムの変容
第3章 日本半導体製造装置産業の持続的競争優位性に関する考察
第4章 日本企業の「グローバル採用」と人事制度改革
第2部 新興国大企業の台頭と経営戦略
第5章 中国の多国籍企業化の現状と発展途上国多国籍企業論への意味
第6章 インド地方都市におけるICTサービス産業立地と成長機会
第7章 モバイル時代におけるレノボ社のクロスボーダーM&A
第3部 新興国と先進国とのグローバル企業間競争
第8章 韓国モバイル産業における部品の調達戦略
第9章 ICT時代におけるサムスン電子のスマートフォン戦略
第10章 鴻海とシャープの経営の相違および買収後の展望
結 章 タックスヘイブンと変貌する世界の大企業体制
夏目 啓二[ナツメ ケイジ]
内容説明
20世紀では考えられなかった事態が、起きている。21世紀の世界では先進国の多国籍企業、とくに日米多国籍企業に加えて、新興国の多国籍企業、とくに、韓国、台湾、中国、インドの多国籍企業の台頭が著しい。なぜだろうか。本書は、ICT産業を切り口に世界の多国籍企業の経営戦略と、その社会的影響を分析。
目次
21世紀ICT企業の経営戦略
第1部 先進国大企業の経営戦略(21世紀の世界とアメリカ多国籍企業;「電子立国・日本」の衰退と日本企業システムの変容;日本半導体製造装置産業の持続的競争優位性に関する考察;日本企業の「グローバル採用」と人事制度改革)
第2部 新興国大企業の台頭と経営戦略(中国の多国籍企業化の現状と発展途上国多国籍企業論への意味;インド地方都市におけるICTサービス産業立地と成長機会;モバイル時代におけるレノボ社のクロスボーダーM&A)
第3部 新興国と先進国のグローバル企業間競争(韓国モバイル産業における部品の調達戦略;ICT時代におけるサムスン電子のスマートフォン戦略;鴻海とシャープの経営の相違および買収後の展望)
タックスヘイブンと変貌する世界の大企業体制
著者等紹介
夏目啓二[ナツメケイジ]
1948年名古屋市生まれ。1979年3月立命館大学経営学研究科博士課程単位取得。1994年4月~現在、龍谷大学経営学部教授。1997年3月博士(経営学)。1998年9月~1999年9月カリフォルニア大学デービス校客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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