内容説明
★初版発行から多くの学校で採用されている定番テキストの改訂版★
生成AIが世の中を席巻、ヒューマンインタフェースにも大きな影響を与えている中、AIの原理から最新動向までを平易に解説し、さらにパワーアップ!
・「第5章 AIとユーザインタフェース」を新設し、AI技術の変遷から、ディープニューラルネットの原理、生成AIの原理、ユーザインタフェースのAI化などをとりあげ、わかりやすく解説した。
・AIやロボットが製造業などで知的作業を代行しつつあり、医療分野,福祉分野,教育分野にもアシスト技術が進出している。また、人をアシストするオンラインコミュニケーションツールも私たちの生活に浸透した。これらユーザアシストの要素技術や特徴について、わかりやすく解説した。
・プラットフォームデバイスとして、スマートフォンが定着した。いまや、若年層中心に主要な情報処理基盤はPCからスマートフォンになっている。そのため、本書でもスマートフォンを主要デバイスとして、そのユーザインタフェースについての解説を大幅に増やした。
【主な内容】
第1章 ヒューマンインタフェース概論
第2章 人間の情報処理モデル
第3章 ヒューマンエラー
第4章 人間サイドからの設計
第5章 AIとユーザインタフェース
第6章 入力系インタフェース
第7章 出力系インタフェース
第8章 インタラクティブシステム・アプリのユーザインタフェース
第9章 インタラクション設計
第10章 ユーザインタフェースデザイン
第11章 ユーザのアシスト
第12章 ユーザビリティ評価
第13章 インタラクションの拡張
第14章 ユニバーサルデザイン
第15章 ヒューマンインタフェースの新しい動きと諸課題
目次
1章 ヒューマンインタフェース概論
ユーザインタフェースの概念
ヒューマンインタフェースの分野
関連研究の歴史
GUIの登場によるユーザインタフェース革命
2章 人間の情報処理モデル
人間の感覚
モデルヒューマンプロセッサと行為の7段階モデル
ヒックの法則,フィッツの法則,キーストロークレベルモデル
人間の欲求
人間の行動発現モデル
3章 ヒューマンエラー
ヒューマンエラーとは
種類と原因
生起モデル
予防的対策
対処的対策
生産現場の異常管理
4章 人間サイドからの設計
ユーザエクスペリエンス設計
UXの5段階モデル
人間中心設計
UI仕様書
UI設計原則
プロトタイピング
5章 AIとユーザインタフェース
AI技術の変遷
ニューラルネットからディープニューラルネットへ
生成AIの登場
自然言語処理の新しいアプローチ
文章生成から画像生成へ
ユーザインタフェースのAI化
6章 入力系インタフェース
情報入力インタフェースの分類
キーボード
ポインティングデバイスとタッチパネル
音声認識技術
画像認識技術
文字認識技術
7章 出力系インタフェース
情報出力インタフェースの分類
ディスプレイ
力覚ディスプレイ
音声合成技術
CG生成技術
8章 インタラクティブシステム・アプリのユーザインタフェース
インタラクティブシステム・アプリUIの基本
作業効率性
ユーザ受容性
頑健性・安全性
わかりやすさを高める表示
本人認証
9章 インタラクション設計
Webサイトとアプリケーション
インタラクション設計のステップ
ユーザ分析とタスク分析
インタラクティブスタイル
画面遷移設計
応答時間
10章 ユーザインタフェースデザイン
モバイルアプリのUIデザインの原則
ヒューマンインタフェースガイドラインとマテリアルデザイン
レイアウトとナビゲーション
ナビゲーションのみせ方
UIデザインのパーツとアイコン
パーツの配置
11章 ユーザのアシスト
システム・アプリ操作のアシスト
空間移動のアシスト
産業・医療・福祉・教育のアシスト
自動運転
SNS
オンライン会議
12章 ユーザビリティ評価
ユーザビリティの評価方法
ユーザビリティの定量化と指標
主観指標の尺度
尺度構成法
13章 インタラクションの拡張
バーチャルリアリティ
オーグメンテッドリアリティ
マルチモーダルインタフェース
ノンバーバルインタフェース
14章 ユニバーサルデザイン
バリアフリーデザインからユニバーサルデザインへ
UDの設計
UDの例
情報系のユニバーサルデザイン
15章 ヒューマンインタフェースの新しい動きと諸課題
実世界指向インタフェース
アンビエントインタフェース
ブレインマシンインタフェース
人間拡張
ヒューマンインタフェースの諸課題