内容説明
経営史家が照射する外資の実態と論理。外国資本との提携や海外での直接投資は、企業経営にいかなる影響を及ぼすか。「インバウンドとアウトバウンド」「シナジーとコンフリクト」「作用と反作用」という3つの論点に即し、日本・中国・タイ・アメリカ・ドイツに関連する4つのケースを取り上げて、国際関係経営史の視角から濃密な分析を加える。
目次
外資の経営史の意義と課題
第1部 外資提携のインパクト(産学官連携を変えたシナジー:中国・東軟集団;高収益実現とコンフリクト:日本・東燃)
第2部 海外直接投資の反作用(外国での創業と本国への帰還:ドイツ・イリス商会;直接投資を契機とした企業構造の転換:日本・味の素)
要約・貢献と残された課題
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2015年より現職。経営史学会会長
金花[キンハナ]
一橋大学大学院商学研究科特任講師。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。商学博士
井岡佳代子[イオカカヨコ]
一橋大学大学院商学研究科ジュニアフェロー。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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