内容説明
ASEAN経済理解のための必読書。日本企業の事業展開先として注目されるASEAN。2015年末の経済共同体(AEC)創設により、その存在感は一段と高まる見通しだ。本書は、AEC構築を控えたASEAN経済が実際にはどれほど統合度を高めているのか、様々な統計や事例をもとに貿易、投資、企業・人の動きなど多角的に検証したものである。企業関係者や研究者、学生など幅広い層を対象とする書。
目次
総論 近づくASEAN経済共同体(AEC)創設―実態面での統合は既に進展
第1章 ASEAN経済共同体構築の進捗状況と課題―関税撤廃は順調、非関税障壁は進まず
第2章 ASEAN域内貿易の進展―担い手が多様化、さらなる規模拡大へ
第3章 ASEAN域内直接投資の現状・展望―ASEAN自身が最大規模の投資主体に
第4章 ASEAN企業、域内事業展開を強化―域内統合の担い手として高まる存在感
第5章 ASEAN域内の労働者移動の現状―高まる労働力の相互依存
第6章 ASEAN域内のサービス分野の人の移動―観光・留学・医療などで活発に
第7章 ASEAN域内の広域輸送インフラ整備―重層的に展開、経済波及効果に期待
第8章 ASEANと東アジア地域経済統合―期待される牽引役としての役割
第9章 ASEAN統合に向けた各国経済の課題―「中所得国の罠」を巡る議論から考える
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