内容説明
経営学に新しい風(=環境適応的視点)を吹き込み、戦略論的転回をはかったアンソフ。その理論体系の全貌と現代的意味に迫る。
目次
序章 経営学に新しい風を吹き込んだアンソフ―経営理論の戦略論的転回と学説的軌跡
第1章 多角化戦略で会社を成長させよう―環境変化と経営戦略論の形成:『企業戦略論』(一九六五)を中心に
第2章 組織の重要性と慣性の発見―『戦略経営論』の先見性と現代の研究への視座
第3章 組織的環境適応と戦略経営論の深化―『戦略経営の実践原理』(一九八四)を中心に
第4章 アンソフ戦略論への批判―H.ミンツバーグのクラフティング戦略論を軸に
第5章 経営戦略論の現在―アンソフの遺産と競争戦略
終章 まだまだ手離せない―アンソフ戦略論の射程:CSR・社会戦略の展開