内容説明
経営学史上、人間性の問題に最初に迫るも、忘れられた人間関係論。その新たな姿を描き出し、混迷の時代を切り拓くべく、“今”光を放つ。
目次
第1章 人間関係論―その黎明
第2章 ホーソン・リサーチ―人間関係論の形成
第3章 メイヨー―人間関係論の思想的基盤
第4章 レスリスバーガー―人間関係論とその展開
第5章 その後の人間関係論―系譜と行方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
3
こういう本が欲しかった。初めてホーソン実験を知った時異様に心惹かれて、手軽な入門書はないものかと探したのですが有名な割に単独で扱った本がなかなかなかったので、うれしい限りです。HRの歴史的意義とその後の論点がうまくまとめられています。ふたりの略伝からは、彼らが必ずしも順調な人生を歩んで来なかったことがこの説に与えた影響を感じました。必ずしも実験から忠実に導かれた理論でないにもかかわらずここまで歓迎され、そして私も強く惹かれた理由は、人を置いてけぼりにする時代に対する義憤が根底にあるからなような気がします。2017/04/25
nakaym
2
某ビールメーカーの元社長が大学時代に学んでいたらしい「人間関係論」を、頑張って読んでみました!やっぱり論文みたいで読みづらさはあるけれど、「日常みたいに、働くときも人間関係って大事(しかもパフォーマンスも上がる)」と、今ではみんな違和感無く納得することも、きちんと実験して論文にまとめて、批判されながらも頑張って主張してきた先人の皆さんのおかげだなアと、色々考えるとありがた〜い本でした。「人間関係論」がのちに影響を与えた、きっとどこかで聞いた色んな考え方と人を知れたのも、「繋がった!」と満足の一冊でした!2024/05/06
Yakmy
0
メイヨーとレスリスバーガーの生涯とホーソン実験の成果を捉え直すことで、人間関係論の現代的意義を明らかにする。発展的に解消されてしまった人間関係論だが、現代の組織論に間違いなく根付いていることを明らかにしている。2017/10/29
Tomotaka Nakamura
0
一般にテイラーは労働者をマシンのように扱い、メイヨーは人間的に扱ったと誤解されているが、むしろ逆ではないか?とも思う。2014/07/17
言いたい放題
0
産業カウンセラー試験対策として。メルカリ2022/06/09
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