内容説明
生物である“ヒト”と万物の霊長である“人”の二面性を持つ人間は、種の存続をかけて、また、豊かな生活を求めて、経済を発展させてきた。この経済的営みによる自然への過重な負担が“ヒト”の存続を危うくしかねない今日、新たな経済観・生命観・倫理観の構築が“人”に求められている。この問題を考察する際の手掛を、本書は提示している。
目次
第1章 宇宙・地球・生物進化・人類進化
第2章 人口変動と経済発展(生物としての人間)
第3章 人間の生産活動
第4章 市場と市場経済
第5章 市場経済の問題点
第6章 地球の気候変動と温暖化問題
第7章 NPO/NGOのつながりが切りひらく新しい社会
第8章 科学技術の発展と応用倫理―人類の生存のための科学へ
第9章 人生の目的と意義について考える「問題提起の章」
著者等紹介
大塚友美[オオツカトモミ]
1953年東京に生まれる。1976年日本大学経済学部卒業。1982年日本大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。1999年学術博士(東北学院大学)。2001年日本大学文理学部教授。2005年日本大学大学院総合科学研究科教授(現在にいたる)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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