内容説明
文明の移りゆく時代としての“いま”、その根底にある経営思想の姿を映し出し、新しい時代への経営思想研究の方向を討究する。文明の新たな地平を切り拓く“経営”の構想。
目次
第1部 学問の新しい形(物語り論(ナラトロジー)の射程
生物記号論―意味を生きる主体としての生物)
第2部 二十世紀の経営思想の背景(現代統計学が二十世紀科学に与えた影響;M・フリードマンの経済哲学―その意義と限界;ひとつの文明のひとつの末端分肢としての経営学)
3 現代そして未来へ―ドラッカーの経営思想から(ドラッカーと現代資本主義―彼の思想の展開と限界;有効かつ能率的な最高経営層構築にむけての一考察―P.F.Drucker,M.E.Porterらの所説に触発されて;ドラッカー思想と二十一世紀―グローバルな知識社会における多元主義を求めて)
第4部 コロキウム―討究(思考のスキームを求めて;実証科学・新自由主義・倫理;コア・エシックスをめぐって―バーナード、そして解釈学;主体性・コミュニティ・社会)
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- 和書
- 絶望の中の希望