内容説明
本当のピアノ演奏は楽譜に忠実に鍵盤を叩くだけではなく、自分の叩く音をよく聴きながら弾くことだという。楽譜に頼った演奏は大成しないともいう。経営も全く同じということを教えるのが西田哲学である。本書は経営学が教えない問題を求め続けた著者多年の集積である。
目次
問題意識
第1部 経営観の問題性(人間の営みとしての経営;経営と主観主義;経営と経済性)
第2部 経営行為論(経営と行為;行為の真実―「絶対無」の世界;「一律背反」の世界―弁証法的世界の素顔;実在行為論)
第3部 経営存在論(経営と「存在」;意志と思惟;存在論的経営試論)
著者等紹介
竹内毅[タケウチタケシ]
1930年長崎県出身。1953年長崎大学経済学部卒業。三井銀行(現三井住友銀行)入行。1985年同行定年退職(調査部参事)。その間、大阪支店はじめ全国支店で融資業務ならびに支店経営に従事、および調査部において経営相談ならびに経営指導業務統括(通産省登録中小企業診断士)。1985年信州大学経済学部公募客員講師。1986年中小企業事業団中小企業大学校客員研究員および講師委嘱。1992年長崎大学経済学部教授。1996年九州国際大学経済学部教授。2000年日本大学経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。