内容説明
少子・高齢化や高度情報化の急速な進展、伝統的製造業の成熟・空洞化や新規産業分野の台頭など、大きな社会・経済の変革期に直面する地域経済が新たな発展を実現するためには、地域が蓄積してきた技術や人材などの資源を着実に活かしていくことが求められる。本書は、地域の資源と個性を活かした新たな地域産業政策の展開について、具体的事例を盛り込み、理論・実証的に提言。
目次
序章
第1章 地域産業政策を巡る基本的な理解
第2章 地域産業政策の対象と担い手
第3章 地域産業政策の新たな展開
第4章 サービス経済化への対応と地域コミュニティの活性化
第5章 企業城下町の活性化政策:茨城県日立市
第6章 基盤的技術産業集積地域の活性化政策:大阪府東大阪市
第7章 複合産地の活性化政策:福井県鯖江市
第8章 居住都市の産業と活性化政策:東京都三鷹市と大阪府豊中市
第9章 地域における経営革新政策:大阪府内の「中小企業経営革新支援法」認定企業の実態分析
終章 効果的な地域産業政策のための方策
著者等紹介
河藤佳彦[カワトウヨシヒコ]
1959年大阪府生まれ。1982年早稲田大学政治経済学部卒業。大阪府の行政職員として2006年3月まで勤務。産業、土木、環境、地域開発などの分野で実務を担当。1987年派遣により埼玉大学大学院政策科学研究科修士課程修了。2004年社会人学生として大阪商業大学大学院地域政策学研究科博士後期課程修了、博士(地域政策学)。2006年高崎経済大学地域政策学部助教授。現在、准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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