内容説明
マネジメントは、人間協働を実りあるものにして組織を維持する活動である。組織維持活動としてのマネジメントの実践は古くからあった。しかし、マネジメントの知識総体についての明確な研究は比較的新しい。本書は、マネジメントに関するこの意識的研究の生成を、アメリカの技師のプロフェッショナリズムの発展のなかにみいだしている。
目次
第1章 ASMEの設立
第2章 経済家としての技師
第3章 工学とマネジメント
第4章 機械技師―資本の道具か工学プロフェッショナルか
第5章 初期技術教育の発展
第6章 インダストリアル・エンジニアリングの生成
第7章 近代マネジメントの起源
第8章 技師とマネジメント思想―F.W.テイラーと人間協働の科学
著者等紹介
廣瀬幹好[ヒロセミキヨシ]
関西大学教授(商学部、大学院)。香川県に生まれる。高知大学文理学部経済学科卒業、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程中退の後、高知大学人文学部助手(1982年)。その後、同大学講師、助教授、関西大学商学部助教授を経て、現職。この間、米国オクラホマ大学経営学部および同大学ハリー・W・バス経営史資料館客員研究員(1995年~1996年、2004年~2005年)。現在、日本経営学会常任理事(大会担当)、『日本経営学会誌』、『労務理論学会誌』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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