内容説明
資格ブームの現代、組織が変わっても通用する知識・技能をもつ専門職は、自由に転職できる印象をもたれているが、果たして日本の専門職は頻繁に転職しているのだろうか?本書は3つの組織を比較して、専門職の流動性と専門分野から見た自己評価、所属組織の社会的評価の関係性に着目し、専門職の転職に影響を及ぼす要因の解明を行っている。
目次
第1部 移動可能性と準拠集団選択メカニズム(組織に夢をもつ専門職;ローカル・マキシマム概念による移動可能性と準拠集団;ローカル・マキシマム概念の検証)
第2部 組織内専門職を取り巻く環境(専門職の社会的位置づけ;科学/技術に対する価値意識;産業界での価値意識;研究者の流動性と組織)
著者等紹介
藤本昌代[フジモトマサヨ]
武庫川女子大学文学部卒業。機械制御系システム設計者として約10年間従事。同志社大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程、博士後期課程修了。博士(社会学)。独立行政法人経済産業研究所ポスドクフェローを経て、同志社大学文学部社会学科専任講師
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