目次
ヘレン・ケラーがわたしだったら
何番目の月
指のせせらぎ
星の時間
硝子
ひとつだけ足りない
花の鼓動
海を吸わせる
LとR
窓
やさしい出血
あるいは、脱ぐ
誰かの妻
事前収録
泣かせてみたい
結晶
夕ぐれのバレッタ
滞空時間
金魚を逃がす
鞦韆〔ほか〕
著者等紹介
鈴木美紀子[スズキミキコ]
2009年の春から新聞歌壇等へ投稿を始める。同年の秋、未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。2010年、雑誌「ダ・ヴィンチ」の「短歌ください」に投稿を始める。2017年、第1歌集『風のアンダースタディ』(書肆侃侃房)出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
21
第一歌集『風のアンダースタディ』からの鈴木美紀子さんのファン。第二歌集を手に取るのが遅くなってしまった。個人的な趣味としては第一歌集より本書の方が格段に好きです。読者に想像を委ねさせる歌が多く、読み手の読解力も問われる歌集と思う。でもそんな歌集の方が多くの読者に届き、多くの特別な作品を読者に生んでゆくのだと思う。『金魚を逃す』というタイトル。「にがす」なのか「のがす」なのか私にはわからなかったけどそんなところさえ、読者ひとりひとりの『金魚を逃がす』があるのかもと思ったけど今変換すると「のがす」は「逃す」。2024/09/15
ぁみちゃん
1
こちらもさらっと読んでしまったけれど、感覚?の問題なのか少し好みと違うよでござんした。わがままな読者だこと。2025/03/03
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