内容説明
規制改革は、どこから来て、どこに向かっているのか。著者は規制のトピックス―インセンティブ規制、相互接続問題、構造規制、そしてフランチャイズ入札―を採りあげ、そのエッセンスを考察することで、そこに独占・規制から競争・非規制という大きな流れが存在していることを明らかにすると同時に、著者の規制改革に関する提言を収める。
目次
第1部 インセンティブ規制(インセンティブ規制の理論と実際―米国電気通信事業のインセンティブ機構;ノン・ベイジアンのインセンティブ機構―2部料金制とフォゲルサンク・フィンジンガー・モデル)
第2部 相互接続規制(最適アクセス・チャージの理論;アクセス料金:OECDの理論と政策)
第3部 構造規制(構造分離の論理)
第4部 フランチャイズ入札(フランチャイズ入札の可能性;入札制度改革への経済学的アプローチ―ビッカリーの2番札入札論を手がかりに)
第5部 政策提言(公共料金に上限規制を―安易な値上げ抑制:競争導入、規制も透明に;公益事業の改革急げ―審議会方式は無力:規制依存の業界にも問題 ほか)
著者等紹介
山本哲三[ヤマモトテツゾウ]
1947年神奈川県に生まれる。1970年早稲田大学商学部卒業。1974年北海道大学大学院経済学博士課程(中退)、筑波大学社会科学系研究員などを経て、現在、早稲田大学商学部教授、OECD(GOV)コンサルタント
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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