内容説明
限りなく速く、めまぐるしく、多様な環境変化に対応して、わが国の製造業各社はどのような生産システムを構築すべきか、また、日本は「ものづくり大国」としての国際競争力をいかにして回復するのか?優に100社を超える企業の生産現場でのフィールド・リサーチに基づき、本書は上の問いに的確に答えてくれる。
目次
研究の課題とアプローチ
第1部 リーン生産システムの再考(在庫の機能から見たリーン生産システム;リーン生産システムの再検討)
第2部 情報技術の発展と生産システムの変容(CIMとリーン生産システム;CIM化と統合の経済)
第3部 セル生産システムへの進展(セル生産システムの出現;セル生産システムの事例 ほか)
第4部 ポスト・リーン生産システムへの道標(生産システムにおける自律化―生きているシステムの概念から;生産システムにおける統合化―フォレットのコーディネーション概念から ほか)
まとめと今後の研究課題
著者等紹介
信夫千佳子[シノブチカコ]
1958年大阪市に生まれる。1982年関西大学商学部卒業。同年(株)船井総合研究所勤務を経て、1990年関西大学大学院商学研究科博士課程前期課程修了(商学修士)。1993年関西大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。同年秋田経済法科大学経済学部専任講師。1996年甲子園大学経営情報学部助教授 現在に至る。専攻は生産管理論、経営管理論、経営戦略論、サービス・マネジメント
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。