内容説明
三十数年前に立ち上げた理論、アジア経営学の検証と進化そして再体系化!「他人や外国のものではない自分の学問は何だったのか」と著者は国際経営学の学説史を自己の中に問う。著者は、アメリカ研究でビジネスを知り、アジア研究で人間を知る。そこでの国際経営学の目覚めは、「文化と経営」であり、『アジア経営学』は、日本の論理を世界に普遍化する基礎理論であり、国際経営学と経営人類学の日本的原形であった。
目次
第1部 アジア経営学序説―理論研究(経営前提特殊条件の解明;アジアのためのアジア経営学の動機 ほか)
第2部 現地主義の経営環境理論―実証研究(韓国の経営環境研究;マレーシア・シンガポールの経営環境 ほか)
第3部 アジアの経営者と経営教育―経営者開発の経営人類学(アジアの経営者研究;アジアの経営教育の研究 ほか)
第4部 日本の企業の国際資質―経営海外移転の経営人類学(日本企業の多国籍化の問題;日米経営の収斂性と離反性 ほか)
著者等紹介
村山元英[ムラヤマモトフサ]
昭和9年東京下町生れ。米国コロンビア大学を経て、シートンホール大学院修了(MBA、昭和37年)。ニューヨーク、ロスアンジェルス、東京のプライス・ウオーターハウス・クーパー社で、国際企業経営の研究指導を実務経験。アメリカの母校で教鞭をとり始め、帰国後、上智大学講師を経て、昭和45年千葉大学助教授に就任。その後、同大学教授、大学院教授(修士、博士課程)に就任する。平成12年千葉大学定年退官。千葉大学名誉教授。商学博士。平成13年より、中京大学大学院・経営学研究科教授
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