内容説明
本書は、松下電器における教育訓練の方針と制度の変遷を調査し分析している。職場内教育の徹底、経営理念の確立、事業部制の導入に始まり、教育訓練の体系化、職能教育の展開、最近の幹部研修や変身大学に至るまで、「ものを作る前に人をつくる」という松下電器の人材育成のすべてを紹介。今後の企業内教育を考えるうえで、正に必読の図書といえよう。
目次
序章 企業内教育の意義と本書の課題について
第1章 松下電器・創業期の企業内教育(大正から昭和初期まで1918~1932年)
第2章 創業命知から敗戦時までの企業内教育(戦前・戦時期1933~1945年)
第3章 戦後の企業内教育の開始(戦後・占領期1945~1951年)
第4章 アメリカ型教育訓練の普及と自社版教育の開発(高度成長期前期1952~1959年)
第5章 教育訓練の体制整備と体系化(高度成長期中期1960~1965年)
第6章 教育訓練方針の変更と制度改革(高度成長期後期1966~1973年)
第7章 経営体質改善への幅広い教育訓練活動の展開(石油危機後の低成長期1974~1985年)
第8章 転換期におけるニーズ対応の企業内教育(1986~1997年)
終章 総括
著者等紹介
小原明[オハラアキラ]
1934年石川県金沢市に生れる。1957年金沢大学法文学部法学科卒業。松下電器産業株式会社に入社、人事部門、教育訓練部門に勤務。1994年同社を定年により退社。2000年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士(大阪大学)。1997年第一経済大学教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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