内容説明
実体験を踏まえた研究者が書く力編！国際プロジェクトとは、途上国が行うインフラストラクチャー整備のための発電所建設、また先進国企業が主導するクリーン・エネルギーを確保するための天然ガス・パイプライン建設等を意味している。本書では、プロジェクトをビジネスとして補捉するために、プラント輸出案件として構成し、商務と法務の一体的な把握を試む。
目次
第１章 ２１世紀の経済と国際プロジェクト
第２章 国際プロジェクトの発掘から受注まで
第３章 プロジェクトの受注態勢（コンソーシアム）
第４章 プロジェクトのファイナンス（ソヴリン型）
第５章 プロジェクトのファイナンス（ノン・リコース型）
第６章 国際調達
第７章 プロジェクト契約の法務戦略
第８章 プロジェクト・ビジネスの総合戦略
第９章 プロジェクト・ビジネスのリスク管理戦略
第１０章 トラブル事例の分析と対策
終章 ＩＴ時代を踏まえて（結び）
著者等紹介
斎藤祥男［サイトウヨシオ］
駿河台大学大学院経済・経営研究科教授、兼経済学部経営情報学科教授（商学博士）。中央大学（旧制）法学部卒業後、貿易商社へ入社、海外駐在・幹部を経て教鞭に入る。ＪＥＴＲＯ、ＪＩＣＡをはじめ多数の国際展開企業の社員研修、コンサルタント業務を兼担する。日本貿易学会理事（元会長）、国際ビジネス研究学会常任理事、日本商業英語学会理事、日本経済学会連合評議員、日本学術会議研究連絡委員などを歴任し、Ａｃａｄｅｍｙ ｏｆ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ，Ｐａｎ Ｐａｃｉｆｉｃ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ ＆ Ｅｃｏｎｏｍｉｃｓ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎなど海外学会でも活躍している
絹巻康史［キヌマキヤスシ］
拓殖大学商学部教授、兼大学院商学研究科教授。神戸大学法学部卒業後、丸紅（株）に入社、丸紅アメリカ会社副社長（兼）ヒューストン支店長、本社鉄鋼貿易第一部長、イラン会社社長、参与を歴任。日本福祉大学経済学部教授、神戸大学講師を経て現職。商学部・大学院にて貿易論担当。ＷＴＯ（世界貿易機関）・ＰＳＩ紛争パネル委員。国際商取引学会理事、元日本貿易学会理事。主著『現代の貿易と国際経営』、『国際取引法入門』、『貿易取引の契約と実務』他
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