内容説明
21世紀茨城の水を問う!人間の生活にとって最も重要な水環境について、大学、民間、行政が一同に会して考えてみました。そして、21世紀の環境問題への取り組み方の可能性を探ってみました。今、地方国立大学には、地域社会への貢献が求められています。本書は、1地方国立大学である茨城大学が、国際的な視野から生き残り戦略を考え始めた最初の記録です。
目次
第1章 茨城の水環境(総論)(茨城の水環境―本書の概観と読書てびき;今なぜ環境科学なのか? ほか)
第2章 地域の水環境問題と大学への期待(霞ヶ浦をめぐる水環境;霞ヶ浦の水環境を題材とした環境教育の実践 ほか)
第3章 大学は地域の期待にどう答えるか(茨城県の湖沼環境と生物の多様性;霞ヶ浦における農業と水環境 ほか)
第4章 若者達の夢と期待(わたしの環境科学への出発点;わたしは大学でこんな環境科学を学びたい ほか)
第5章 世界からの視点(21世紀に必要とされる新技術―都市・田園との持続的発展の新システムをもとめて;広大な都市城を有する都市の将来構想―ロンドン・オンタリオ市の例 ほか)