内容説明
本書は、1908年5月30日の陸上保険に関するドイツ保険契約法の成立過程を跡づけ、その成立過程における論争問題を分析・整理し、それを参考として、わが国の学説・判例等を批判的に再検討するための端緒を開くことを目的としている。
目次
第1章 保険契約法の成立前史(ドイツ連邦成立までの部分的立法;ドイツ連邦時代 ほか)
第2章 保険契約法の成立(帝国司法省における予備作業;帝国司法省による草案と理由書の公表 ほか)
第3章 保険契約法の成立過程における論争問題(保険料支払債務;保険代理商の権限)
第4章 ドイツ法の要約とわが国への示唆(ドイツ法の要約;わが国への示唆)